ブロガーのパクリ問題をリアルタイムで観戦したので記念にまとめておく。
ブログ飯の著者として有名な染谷昌利氏の会社がプロデュースした「本気で稼げるアフィリエイトブログ」という書籍の表紙に酷似した画像を、ブロガーのイッペイ氏が自身の教材で無断使用したのが事の発端。
それに気が付いた染谷氏が本人に連絡を取ろうとしたところ、イッペイ氏のブログに記載されていた特商法の情報がすべて「x」だったため(現在は削除・リンクは魚拓)、イッペイ氏のTwitterの固定ツイートに送ったリプライが一部で注目を集めた。
染谷昌利氏からイッペイ氏への指摘
はじめまして、染谷と申します。特商法のページを見たのですが、連絡先が載っていなかったのでリプで失礼します。弊社プロデュースで亀山ルカ先生著の書籍の表紙と、イッペイ様が配布している教材の表紙が酷似しているのですが、作成の経緯をお教えいただけますでしょうか https://t.co/Ju7FL92qpn pic.twitter.com/x9wjc411uS
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月10日
イッペイ氏から染谷氏への謝罪
ご連絡が遅れてしまい大変申し訳ございません。
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月11日
上記内容について、DMにてお送りすることができませんでしたので、先ほど染谷様の公式サイトのお問い合わせフォームよりメッセージを入れさせていただきました。ご多忙と存じますが、ご確認を頂けますと幸いでございます。何卒宜しくお願い申し上げます
優しく詰める染谷氏
イッペイ様、リプライありがとうございます。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月11日
メールでのご連絡、確かに頂戴いたしました。私からの返信に記載させていただいたのですが、今回の件は著作権周りの啓蒙活動になるという点と、私の要求が不当なものでないことを自己チェックするためにオープンな場で進めさせていただきたく存じます。
なお、このやり取りは鈴木様のスクール生にも実りあるものになると思いますのでご理解いただけると幸いです。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月11日
質問の意図がうまく伝わっていなかったようなので、再度確認させてください。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月11日
作成の経緯について
1.なぜ模倣しようと思ったのか。教材・メンター等の指導なのか。その教材はなにか。
2.なぜ当書籍の表紙を選んだのか
3.誰が作成したのか
4.完成時にどう感じたか
5.誤認識で登録したユーザーの有無
6.Facebookのクリエイティブ広告は停止したとのご報告をいただきましたが、オプトインページがそのままになっていますが、こちらに関しての見解はいかがでしょうか?https://t.co/kgakbs3heg
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月11日
7.著作権に関する理解度(自己採点で構いません)
返信は急ぎませんが、ご回答お待ちしております。
参考:オプトインページの魚拓
染谷氏からの7つの経緯の質問に答えないイッペイ氏
染谷様
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月11日
上記ご質問の件にご回答をしておらず、申し訳ありません。表紙のイメージに寄せて作成してしまった経緯につきまして、2週間程前、当時Facebook広告のCPAの改善の為、既存の広告に代わって表紙型の画像に改善するため、Amazonブックページ上にある各表紙イメージを参考にしておりましたところ、
今回の表紙を拝見させていただき、自分が思う理想的な表紙だと感じ、ぜひイメージに寄せたいと、軽率にもクリエイティブ画像を作成した経緯であります。この度の事の重大さに、真摯に受け止めながらも自責の念に堪えません。
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月11日
染谷様ならびに著者の亀山様にご不快な思いをお掛けしましたこと、深く、お詫び申し上げます。今後は二度とこのような事がないよう、努めてまいりますので、何卒、ご容赦くださいますよう、重ねて宜しくお願い申し上げます。
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月11日
鈴木一平
イッペイ様、ご返信ありがとうございます。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
こちらの内容はすでにメールで昨日(11日)の14時頃にいただいており、内容も確認しておりますので安心してください。着信連絡しておらず失礼いたしました。
ですので、リプライを再度お読みいただき、7つの質問にご回答いただけると幸いです。
7つの質問へのイッペイ氏の返答
失礼を致しました。
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
上記内容にお答え致します。
1.なぜ模倣しようと思ったのか。教材・メンター等の指導なのか。その教材はなにか。
あくまで私個人の判断によるものです。広告の市場調査を行った際に評価のあるブック形式の画像を多く拝見しましたので、取り入れられないかと今回の行動に至りました
2.なぜ当書籍の表紙を選んだのか
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
私自身がイメージする理想的な表紙だった為です。
3.誰が作成したのか
クラウドソーシングで新規契約したデザイナー様に発注し制作を依頼致しました。
4.完成時にどう感じたか
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
満足のいく成果物だった半面、著作物の模倣に対して、後ろめたさを感じておりました。
5.誤認識で登録したユーザーの有無
約2週間で29名のユーザー様からの登録がございました。
追って事の経緯と謝罪の旨をお伝えし対応中です。
6.Facebookのクリエイティブ広告がそのままについて
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
昨日、該当広告を停止して対応しておりましたが、別クリエイティブの広告が稼働してあり即時対応致しました。申し訳ございませんでした。
7.著作権に関する理解度(自己採点で構いません)
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
発信する側として言い訳を述べるまでもなく、全くもって甘い認識として猛省しております。
今回の件を真摯に受け止め、今後二度とこのようなことを繰り返さないよう、著作権において再認識し、細心の注意を払いながら
この度は多大なるご迷惑をお掛けしましたこと、
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2022年3月12日
改めて、深くお詫び申し上げます。
染谷昌利氏からの提案
返答ありがとうございます。ちょっとツリーが分岐してしまっていますが、7つ目の質問に回答されているこのラインから返答しますね。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
内容、諸々確認しました。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
私からのお願いは2点です。1点目が著作権に関する書籍を3冊以上熟読していただき、内容を消化して、ご自身の言葉で著作権に関するコンテンツを発信してください。
可能であれば今回の事例をその中に入れていただくと、さらに信憑性が増すと思います。
なお、イッペイ様のメールマガジンや公式LINEも登録させていただいておりますので、特に送った送らなかったの報告はしていただかなくて大丈夫です。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
ご自身の自己紹介を読ませていただきましたが、ストーリーテリングのお話は理解されていると思います。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
ご自身の体験で、紆余曲折、試行錯誤があればあるほど共感や信頼感は上がってきますし、実体験をベースにした記事・講座は臨場感が違います。
願わくは今回得た体験を活かして、著作権保護の啓蒙活動にシフトしていただけると幸いです。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
発信をすることで、もしイッペイ様の周りから去っていく人がいれば、そもそもその程度の関係性だったと思います。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
本当に信頼して繋がってくれる人は、今回の経験も含めてより強固な関係性が築けるはずですし、そのような人たちとビジネスを展開した方が将来的な展望が開けると私は思っています。
2点目のお願いが、この件を私の提供する著作権啓蒙プログラムの事例として使わせてほしいという点です。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
もちろんイッペイ様のお名前やアカウント等を出すことはありません。イメージとしては50枚のスライド中、1~2枚程度の使用頻度です。
このような案件はさまざまな箇所で発生しておりますが、事例が裁判の判決が多く、話し合いでの解決はなかなか表に出てくることは有りません。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
著作権を侵害してしまう経緯や露見・発見時の対処法など、生きた教材をとして後進の指導に活用できれば、これほど有益なことは無いと考えております。
もしこちらの2点をご了承いただけるのであれば、真摯なご返答を踏まえた上で今回の件は不問に付させていただきます。よろしくご検討ください。
— 染谷昌利 📖 著書「副業力」発売中 (@masatoshisomeya) 2022年3月12日
おまけ
パクるのは最低?
— イッペイ@トレンドブログ収益化の人 (@ippey2083) 2021年4月11日
いーえ。
むしろ積極的に
パクることで
稼げる近道に
なることもあります。
大手企業だって
競合相手の情報を
パクり合ってる。
個人のコンテンツなんて
パクられてなんぼです。
でも、ただ
パクるのではなく、
そこに自分の
エッセンスを
上手に加えるのが
真のパクり方。
この手の騒動を目撃したのは久しぶりだったのでなかなか楽しかった。
ただ既に引退してしまったが、元祖パクリブロガーのイケハヤ氏と比較すると小物感が否めないのでもっと精進して欲しいと思う。改心してまともな道を歩むのであればそれにこしたことはないが…。
追記:フリー素材モデルの大川竜弥さんが素晴らしい写真を提供されていたので使わせて頂きました。
ビジネストラブル発生から解決まで幅広く使えるフリー素材をアップしました。タイトルは「自身の書籍に酷使した表紙を見つけた作家」「これ、丸パクリじゃない...?」「トラブルが無事解決してニンマリ」の3本です。https://t.co/BBZvulA8Y6 pic.twitter.com/qO6UJk6uT5
— 大川竜弥(フリー素材) (@ryumagazine) 2022年3月11日