2024年2月23日 金曜日
天皇誕生日の祝日。
朝9時からの映画を観るために川崎へ。
今日は映画2本立て。
犯罪都市 NO WAY OUT
まずは犯罪都市 NO WAY OUTを109シネマズ川崎で。
本作はマ・ドンソク主演の犯罪都市シリーズの3作目。
自殺を偽装した薬物トラブルの事件の裏に日本人ヤクザの存在が浮上。マ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事が、持ち前の腕力を活かして悪役側の登場人物たちほぼ全員をタコ殴りにしていく…といった内容。
マ・ドンソクなら車に轢かれても大丈夫だし、マ・ドンソクが全力でぶん殴ったのなら大人が数メートル吹っ飛んでも不思議ではない…という共通認識(もしくは信頼感)がファンとの間で共有されているので、最初から最後まで安心?して楽しむことができる。
とにかく爽快で楽しいので、どんどん撮ってシリーズを続けて欲しい。
コヴェナント/約束の救出
109シネマズ川崎を出て駅向こうのTOHOシネマズ 川崎に行く前に、すぐそばのバーガーキングで少し早めの昼食。時間的に大丈夫だろうと思っていたら、バーガーキングが思いのほか混んでいて注文したワッパーチーズセットがなかなか出来上がらない。
次の映画が始まる11時40分まであまり時間がなかったので急いで食べてTOHOシネマズ川崎へ。
本作は実話をもとにした作品で、2018年のアフガニスタンが舞台になっている。
アフガニスタンで活動するアメリカ軍には「アメリカからの特別移民ビザ発給」を条件に現地の通訳が従軍しており、ジョン・キンリー曹長(ジェイク・ギレンホール)の元にやってきたアーメッドもその一人。
ある日タリバンの爆発物製造工場の情報を得たキンリーは、隊を率いて現地に向かい拠点を制圧するも、タリバンの増援部隊に襲撃されてしまう。キンリーとアーメッドは命からがら逃げ伸びるが、追手のタリバン兵に急襲されたキンリーは重傷を負ってしまう。
タリバンからキンリーを救出したアーメッドは、重症で身動きがとれない彼を手押し車に乗せ、何日も歩き続け何とか生還させた。
帰国したキンリーは、アーメッドに約束のビザが発給されていないこと、アメリカ兵を助けたためにタリバンに命を狙われ続けていることを知り、いてもたってもいられなくなり自力で救出に向かう…といったお話。
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タリバンに見つからないように必死にキンリーを運ぶアーメッドと、アフガニスタンに取り残されたアーメッド一家を自力で救出に向かうキンリーの行動原理を、戦場で芽生えた友情のような人情的な描き方をしていないところが凄く良かった。
映画のタイトルになっている「コヴェナント(絆・誓い・約束)」という言葉にあるように、アーメッドはアメリカのビザ取得のために、キンリーは本国アメリカに代わってその約束を果たすために、お互いの絆・誓い・約束を守ろうとしているように見えた。
極度の返報性の原理(人から何かの施しを受けたとき「お返しをしなくては申し訳ない」という気持ちになるという心理作用のこと)に囚われた帰国後のキンリーが、アーメッドへのビザ発給のために狂気のカスタマーハラスメントモードになるあたりの真に迫った演技も良かった。