HaraDesugi Diary

独身アラフィフおじさんの日記

東京マラソン2024とアメリカン・フィクション

2024年3月3日 日曜日

早朝に起きれたら軽めの登山でも…と思っていたが、思っていただけになってしまったので、身支度を整えて東京マラソンを見に行くことにした。

抽選に落ちて参加できない東京マラソン2024を。

特に何も考えていなかったので、新橋あたりから歩いてマラソンを見物しつつ、先日新調したレンズで色々写真を撮っていくことにした。

その辺りの話はメインブログのほうに書くとして、諸々撮って疲れたところで上野東京ラインで横浜に戻った。

今回参加していた元同僚はあと少しでサブスリーというところで1分ほどタイムオーバーしてしまい悔しそうにしていた。

そりゃあそうだろうな…。

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アメリカン・フィクション

夜はAmazonプライムビデオで「アメリカン・フィクション」を観た。

創作の傍ら大学講師を務めている売れない黒人小説作家のモンクが、大学との授業方針の相違で休職を迫られ帰省するが、久しぶりに会った妹が急死し、母がアルツハイマーを発症して施設へ入所するための大きな出費に迫られる。

様々な問題を抱えてイライラしていたモンクが、黒人のお話はこうでなくてはならない…みたいな世間の風潮に嫌気がさして「はいはい、お前らはこういうのが見たいんだろ」という皮肉を込めた「黒人ギャングスタあるある小説」を冗談で書いたところ、思いのほか売れてしまって事後処理に右往左往するというお話。

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自分が軽蔑しているものを嫌味を込めて書いたら思いきり売れてしまう…という話の本筋に、主人公を取り巻く家族の問題(兄がゲイ、妹が急死、母がアルツハイマー)が相まって見応えのある人間ドラマになっていた。

大きな起承転結があるわけでないが、サラリと最後まで観れてしまうよくできた作品に仕上がっていると思った。

普通に面白かったし予想外のオチに驚かされた。

本作は海外で数々の賞に輝き、第96回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞、作曲賞の5部門にノミネートされている。