2024年3月13日 水曜日
今日は半ドン。
サクッと仕事を終わらせて帰宅。
夕方に散髪の予約を入れていたので、着替えてランニングに行こうと思っていたが、足の調子が微妙だったので、時間まで読みかけの小説を読むことにした。
そして読了。
クリス・ウィタカー『われら闇より天を見る』を読了
「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」
アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に暗い影を落としている。
自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。
町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。
彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。
彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。苛烈な運命に翻弄されながらも、 彼女たちがたどり着いたあまりにも哀しい真相とは――?
2023年「このミステリーがすごい!」の海外編の第1位、2023年「本屋大賞」の翻訳小説部門の第1位に選ばれた作品。
どれだけ自分の人生を踏みにじられても、歯を食いしばって世に中指を立てて立ち向かっていくダッチェスの姿が痛々しく見ていて辛い。
読めば読むほど話が悪い方向に進み「彼女たちに救いはあるのか?」と思っていた中盤あたりで、祖父のハルのもとに身を寄せることになり、ようやく姉弟が一息つける居場所を見つけられたと思わせてからの展開に涙。
ハル…。
そして物語は思いもよらぬ方向に進んでいき衝撃のラストを迎える。後半はページをめくる手が止まらず、読後はしばらく放心状態になってしまった。
素晴らしい作品だった。
SHOUGUN 将軍の第4話を観た
割と平穏な回になるかと思いきや、最後に凄いのをぶっこんで来たなという印象。
この辺りの表現は配信系ドラマならではといった感じ。
次回以降、物語が大きく展開していく予感。目が離せない。
2024年3月14日 木曜日
昨日の午後に休んだ部分の仕事の埋め合わせを朝から行い、あれやこれやとやっているうちに夕方に…。
ワンオペ状態になってもうすぐ7ヶ月が経過しようとしているが、体は慣れても心は慣れないというか、時々どっと疲れる時がある。あと2ヶ月少々の辛抱か…。
『シャザム!〜神々の怒り〜』を観た感想
帰宅後はネットフリックスで『シャザム!〜神々の怒り〜』を観た。
見た目は大人でも中身は子供。
「シャザム!」と唱えると特殊能力を持った大人に変身できる6人組の子供たちは、日々危なっかしいヒーロー活動に勤しんでいた。
そんなある日、魔力を取り戻したアトラスの娘達が魔術師シャザムに奪われた神々の力を取り戻すために地球にやってきて…。
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前回のシャザムはどんな感じだったけ?と思いつつ、有料配信しかなかったので、気にせず観ることにした。そして観ているうちに前作の設定を何となく思い出した。
中だるみすることなく最後まで楽しく観ることはできるものの、この手のヒーローものにはいささか食傷気味というか、能力や戦闘にもう少しひねりが欲しいなと思った。
その辺りを感じつつも最後までノンストレスで観れたのは、作品自体の作りが良くできているからだと思うが…。
あと、先日観たブラックアダムもそうだが、DCユニバースの仕切り直しで劇中やポストクレジットで張られた伏線や匂わせが無かったことになる可能性があり、そういう場面を見ても気分がいまいち乗らなかった。
マーベルのMCUも最近は迷走中らしいけど、未来の無さそうな伏線や匂わせを見るたびに「DCはもう少し何とかならなかったのかなぁ…」と残念な気持ちになってしまう。