HaraDesugi Diary

独身アラフィフおじさんの日記

競技クイズを題材にした小説『君のクイズ』が面白かった

2024年3月20日 水曜日

春分の日。

朝起きて外を見てみると天気が良い。1日家にいるのが勿体ない気がしたので、朝食を食べたあとに身支度を整え、カメラを持って家を出る。

江の島に行ってみることにした。

以前も似たようなシチュエーションで江の島に行ったが、その時は藤沢駅から江ノ電(江ノ島電鉄)に乗ったので、今回は大船駅から湘南モノレールで向かうことにした。

湘南江の島駅に到着したのが午前8時くらい。江の島に通じる道まで来ると、強風というよりかは爆風と表現したほうがいいような風が吹き荒れていた。

そんな江の島を散策し、腰越から極楽寺まで江ノ電で移動し、そこから鎌倉駅まで歩くという午前中のひと時。写真を沢山撮ったので、この日の詳細はメインブログのほうに書こうと思っている。

君のクイズを読んだ感想

昼過ぎに帰宅して読みかけの小説「君のクイズ」を最後まで読んだ。

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。

いったい彼はなぜ、正答できたのか?

真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。

競技クイズを題材にしたミステリー。

この本を読むまで競技クイズというジャンルがあるということ、そしてクイズで勝つための様々なテクニックがあることをまったく知らなかった。

なぜ本庄絆は問題を聞かずにクイズに正解できたのか?

この謎は当然ながらラストで判明するわけだが、そこに至るまでの過程がほぼ主人公の考察(頭の中)というのが面白いなと思った。

そして真面目に延々と考え込む主人公の三島に対する本庄絆の立ち振る舞いも、コントラストが効いていて良かった。

189ページという比較的コンパクトなサイズでテンポよく読ませる内容になっているので、あっという間に読み終えてしまった。

やはり小川哲(おがわさとし)の小説は面白い。

君のクイズ

君のクイズ

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