海外SF小説の怪獣保護協会を読んだ感想

2024年2月28日水曜日

今日も朝から良い天気ではあるものの、ここ数日の花粉の多さに気分はあまり良くない。「これは花粉症ではない」とやせ我慢してノーガードで過ごしていた花粉症になりたての頃が懐かしい。

そろそろ前日の夜に飲むタイプの花粉症に対応した市販薬を購入しなければ…と思いつつ今日も買うのを忘れてしまった。

怪獣保護協会

昼食後に海外小説の「怪獣保護協会」を読み終えた。

この本は会社をクビになりフードデリバリーのアルバイトで食いつないでいた主人公が、古い知人に誘われて怪獣が存在する別次元で働き始めるというお話。

序盤はただただ怪獣のいる世界が描かれるだけで、読みづらい翻訳と相まって若干の退屈さを感じていたが、中盤から起承転結でいうところの「転」が訪れ、そこから徐々に物語が加速していき怪獣保護協会の世界に引き込まれていった。

ウルトラマンに登場する怪獣やゴジラなどは、それぞれの表面的な特徴・能力などは映像上で表現されていたが、怪獣の内面や生態系のようなものまでは描かれていなかった。しかし怪獣保護協会に登場する怪獣は、そのあたりがうまく描かれており、怪獣と怪獣を取り巻く周辺環境の設定が、物語を進めるうえで重要なポイントになっていて面白かった。

物語の展開のパターンとしては初代ジュラシックパークのような印象を受けた。

ぜひ何らかの形で映像化してほしい。